ボーイの仕事をしていると、迷惑なお客さんの対処をしなければいけない場面にも直面します。
正直な話、俺はどんな仕事よりも、こうした迷惑なお客さんの対処が一番嫌でした・・・。
キャストのパシリや、重たいボトルを運ぶ力仕事。それらが大変な仕事であることに変わりはありませんが、何よりも大変なのは迷惑なお客さんの対処。
一時期は迷惑客の対処が嫌すぎて、ボーイの仕事自体辞めたいと思った時期もありました。
ですが、何事にも対処法はあるそうで、俺も先輩にこの対処法を聞いてから、少しずつ迷惑客の対処にも慣れていくことができました!
この記事では、そんな迷惑なお客さんの対処方法について俺が実際にやっていた方法をご紹介していきます!
ボーイなら知っておいたほうがいい迷惑な客の対処法① 態度の悪い客の対処法
まず、態度の悪いお客さんの対処法について。
お酒で酔っ払って態度が悪いとかではなく、素面で態度が悪いお客さんも中にはいるんですよね。
そんなお客さんは、日頃の仕事や生活のストレスが溜まっているから、キャバ嬢やボーイに当たり散らして態度が悪くなっているという場合もあります。
「高い金を払ってるんだから客を敬って当然だろう」という精神で、ストレス発散や八つ当たり場所になぜかキャバクラを選んでるんですよね。
なので、まず大事なのが顔に出さないこと。
あからさまにイライラした態度を取ると、「なんだその態度は!」と自分は棚上げで余計にお客さんの態度が悪くなります。
なので、なるべくにこやかに、そして下手に出て、お客さんの自尊心を保たせます。
ここであえて丁寧な態度で接客したほうが、ことを荒立てずにお客さんに帰ってもらうことができます。
② 酔っぱらいの対処法
キャバクラはお酒がつきものだからこそ、お客さんが酔っ払ってしまうこともあります。
酔っ払うと大きな声で騒いだり、キャストにセクハラしたり、席で眠ってしまうことも。
眠ってしまった場合はボーイ何人かで控え室まで運んで酔いが醒めるまで待ちますが、お客さんに意識がある場合や、今にも寝そうな状態の時は丁寧にお客さんに声を掛けて、控え室まで移動します。
控え室で酔いを醒ましてもらう時は、お客さんがキャバクラの機密情報を見てしまわないよう誰かが見張り役にならないといけません。
急に吐いてしまうお客さんもいますので、水とビニール袋もすぐに持ち出せるように準備しておくのがおすすめです。
③ 説教を始める客の対処法
そして、「俺が若い時は・・・」とお酒に酔ってボーイやキャストに説教を始めるお客さんもいます。
特に年齢が上のお客さんに多いですね。自分の若い頃自慢をしたり、何か少しでも気に入らないところがあるとキャストやボーイに説教を始めたり。
この場合も①と同じく、まず顔に出してはいけません。そうしたお客さんは「良かれと思いこんで」説教している場合がほとんどなので、説教を遮ると余計怒りだします。
ですので、ある程度説教が収まったタイミングを見計らって、「ありがとうございます、勉強になります」と笑顔で対処すること。
何時間も話続けられるお客さんはいませんし、キャバクラでは最初の1時間以降は15分、30分単位で延長料金を取られます。
「延長になりますがどうされますか?」とお客さんの料金を心配するようにすれば、自然とお客さんは説教を止めてご機嫌で帰られます(笑)